角部屋ならではの注意点

同じ間取りでも家賃が高くなってしまう

賃貸物件を利用する人の中には、角部屋にこだわって探す人も多くいます。角部屋は隣接する住人が少ないことによる生活音へのストレスの軽減などメリットが多い反面、注意すべき点も少なくありません。その一つが家賃の問題です。角部屋とは文字通り端に当たる部分で、敷地面積に関係なく戸数が決められているため、必然的に希少価値が高くなります。集合住宅の家賃は生活の快適性で決められるため、物件によっては同じ間取りでも通常の部屋に比べて数万円高く設定されているケースも珍しくありません。例え数千円程度の違いでも長く住み続ければ出費はかさんでしまうので、角部屋を選ぶ時は他の部屋との金額の差を確認しておくことが重要になります。

外気の影響を受けやすくなる

フロアーの端に位置する角部屋は、正面と側面の2面に窓が設置されているのが特徴です。2面の窓による採光性の確保は大きなメリットなりますが、季節によってはこれがデメリットになることもあります。中でも気を付けなくてはいけないのが夏と冬です。1年の中でも特に日差しが強い夏場は、日中の室温が上昇しやすくなると言われていますが、窓が2面ある角部屋は通常よりも上昇率が高くなります。逆に冬場は窓から部屋の熱が逃げてしまうことで、気温が下がりやすくなるので注意が必要です。地域によってはこうした極端な気温差によって光熱費が高騰してしまうこともあります。内見をする時は日中の日差しの入り具合などを確認することが大切です。